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駐輪場改修における自転車ラックの選び方と工事の流れ

  • 建材事業部 マーケティングG
  • 6月27日
  • 読了時間: 6分

マンションや施設の駐輪場でよく聞かれるのが、「自転車が倒れやすい」「スペースが足りない」「電動自転車が停めにくい」といった声。これらの多くは、実は自転車ラックの老朽化や設計仕様の古さが原因です。


本記事では、駐輪場工事を行っている鋼鈑商事の視点での自転車ラックの種類や選び方、そして改修工事の流れについてわかりやすく解説します。


よくある駐輪場の課題とその原因

鋼鈑商事の駐輪場 改修工事 よくある駐輪場の課題 イメージ画像

駐輪場改修工事の際にヒアリングしていると、よくある課題には次のようなものがあります。


  • ラックの間隔が狭くて出し入れしにくい

  • 電動アシスト自転車に対応していない

  • 錆びや破損で見た目が悪く、安全性も低下

  • ラックが固定されておらず、風や地震で倒れる


これらの問題は、住民の不満につながるだけでなく、物件の資産価値や新しく入居を考えている方への印象にも影響します。


自転車ラックの種類と特徴

続いて、自転車ラックについて説明します。通常の固定式ラックのほかに、以下のような種類の自転車ラックがあります。


スライド式ラック

スライド式ラックは、ラックに自転車を乗せた状態で横方向に動かすことが出来る機能を持った自転車ラックです。スライド式ラックは出し入れのときにスペースを確保できるため、駐輪時のストレスが少ないというメリットがあります。


スライド式ラックは、スライドさせて効率よく収納でき、スペースを有効に活用できるので狭い駐輪場にも適しています。


スイング式ラック

スイング式ラックは、自転車を駐輪した状態で少し左右に倒すこと(スイング)ができる機構を持っていて、自転車を出し入れする際に隣の自転車とぶつけにくい駐輪ラックです。

スイング分を設計に加味すると、通常のラックと比べて駐輪台数を若干多く設計できます。


二段式ラック

二段式ラックは、駐輪スペースが上段と下段にわかれているため、通常の平置き駐輪と比べて多くの自転車を止めることができます。そのため限られたスペースで多くの駐輪台数を確保することができます。

二段式ラックは、上下段セットの場合と、上段ラックの下にスライド式ラックを組みあわせる場合があります。スライド式ラックを上段ラックの下に組み合わせることでより多くの台数を駐輪できるようになります。


また、上段ラックの中でも垂直二段式ラックはスムーズに自転車を駐輪できるよう工夫されていて使いやすくなっています。


前輪ラック

前輪ラックは前輪のみを固定するだけの簡易なサイクルラックです。前輪のみの固定のため、製品の奥行きが小さく、場所をとりません。


構造が簡単で施工性が良いため、施工期間を短くできます。費用も他よりも安くなる場合もあります。


自転車ラックを選ぶ際に考えるべき機能

鋼鈑商事の駐輪場改修工事 自転車ラックの選び方

駐輪場改修のときにどのような機能で自転車ラックを選べばよいかを、自転車ラックの特性や機能から説明します。もちろん、それぞれのニーズによって求められる機能は違いますのですべてを比較する必要はありません。


収納台数

設計上、あるいは実際に必要な駐輪台数を確保しなければならないケースが多いので、そういった場合はまずは収納台数の多く確保できる駐輪ラックから選択します。


使いやすさ

最近の製品は、昔の製品と比べて全体的に使いやすくなっています。ですがお子様やご高齢の方では止めにくい製品もありますので、使用者にとっての使いやすさは非常に重要な機能です。


対応する自転車の種類

駐輪ラックの性能も向上していますが、自転車も多様化していますので、太いタイヤや重い車体にも対応できる自転車ラックかどうかを確認する必要があります。


安全性

駐輪ラックの強度や製造や品質基準などを満たした製品は高い安全性があるといえます。


耐久性

使用される自転車の種類や頻度、環境にもよりますが、耐久性も重要な要素です。耐久性は次回の更新やメンテナンスといった将来的な費用にも関係します。


防犯性

最近の自転車ラックには、鍵付きフレームやチェーン対応、防犯カメラとの併用で盗難リスクを軽減するなどの要素もあります。


その他

駐輪ラックではないですが、施工期間、補償やアフターサポートなど工事に関しても確認すべき項目となります。


駐輪場改修工事の流れ

鋼鈑商事での駐輪場改修における自転車ラック工事の一般的な流れをご説明します。


現地調査・ヒアリング

駐輪場の広さや利用状況、課題を確認します。


プラン提案・見積もり

ラックの種類や配置図、費用感を提示。必要に応じて複数案を比較。


住民説明・合意形成

管理組合や住民への説明会を実施し、合意を得ます。


工事実施

古いラックの撤去、新設、仕上げまでを一括対応。


引き渡し・アフターサポート

メンテナンスや保証内容の説明も丁寧に行います。


駐輪場改修の自転車ラック工事の事例

鋼鈑商事での駐輪場改修工事の事例を紹介します。


事例1:使い勝手の良い二段式ラックへの変更

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マンションの管理組合様より駐輪場改修のご相談をいただいた事例です。

経年による劣化で更新を考えられていて、現状と同数の自転車台数で使い勝手を良くした製品でというご要望でした。


現場を確認したところ、使われている二段式ラックは、上段には持ち上げる時に補助なしで自分の力で持ち上げないといけない昔のタイプの二段式ラックでした。また、下段ラックに後カゴ付自転車が数台見受けられました。


そこで、後カゴに当たらない仕様でガススプリングを使用した二段式ラックを提案しました。また通路スペースが広くない為、上段ラックの角度をつけた設計として使いやすさを考慮しました。写真は施工後の二段式ラックになります。


施工後のマンションの住民の方から、


  • 後カゴを気にせず降ろせるようになったので、ストレスがなくなった

  • 以前のモノより上げる時に楽になったのと少し斜めになっているので出しやすくなった


という感想をいただきました。


事例2:駐輪台数を減らして短工期の前輪ラックへ

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こちらもマンションの管理組合様より駐輪場改修のご相談をいただいた事例です。

当初は上段ラックの撤去のみをして使い勝手を良くしたいということでしたが、住民の方編アンケートから下段ラックの経年劣化や来客用としての利用するために下段ラックも更新することとなりました。


現地調査にて使用ができない下段ラックがあり見られました。電動付きアシスト自転車を駐輪していたために、ラックが自転車の重さに耐えきれず使えなくなっていることが確認しました。そこで堅牢で錆に強い前輪ラックを提案しました。


前輪ラックのため工事も1日という短い工事期間で更新することができました。


施工後のマンションの住民の方から、


  • 上段ラックはほとんど使われていなかったのでなくなりすっきりした

  • 以前の自転車ラックは高さ制限があったのでチャイルドシート付自転車が置けなかったが、入れ替え後は制限がなくなってよかった

  • 工事の騒音が続くのかと不安だったが1日で終わってよかった


とのお声をいただきました。


このほかにも、鋼鈑商事では多く駐輪場改修工事を行っています。鋼鈑商事の改修工事については下記のボタンよりご確認いただけます。



まとめ

安全性や使いやすさを兼ね備えた駐輪場は、住民の満足度を高め、物件の価値向上にもつながります。快適な駐輪場は資産価値にもつながりますので、駐輪場改修をご検討の際は、是非お気軽にご相談ください。



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