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マンションの駐輪場が足りないときの対策について

  • 建材事業部 マーケティングG
  • 6月17日
  • 読了時間: 5分

マンション駐輪場では非常に多くのお悩みを抱えていますが、その一つが設置スペースの問題です。マンションの駐輪場は簡単に増やすことができない場合もあり、それぞれの理由にあった対策が必要になります。


今回はマンションの駐輪場が足りなくなる理由と足りない場合の対策について説明します。


マンションの駐輪場が足りなくなる理由とは?

マンション駐輪場が足りなくなる理由についてのイメージ画像 鋼鈑商事の駐輪場

マンション居住者に対して駐輪場のスペースがそもそも足りない

通常であれば計画時にマンションの居住者に対して十分な駐輪場スペースを確保していますが、都市部などで土地が狭い場合や何か別の用途に変更している場合などで駐輪場のスペースが足りないことがあります。


また、駐輪場の使用台数にルールなどがなく、複数台の自転車を所有している居住者が多くなる場合にも駐輪場が不足しがちになります。


電動アシスト自転車など1台あたりのスペースが増えた

電動アシスト自転車は通常自転車と比較して重量やサイズが大きいことがほとんどです。そのため、より広いスペースが必要になり、従来の駐輪場ではスペース不足になる場合があります。


電動アシスト自転車などが2段ラックの下段にしか置けない駐輪設備の場合には、上段は空いているけど、下段には置くスペースが無い、ということも起こります。


使われていない自転車が放置されている

退去者の自転車が放置されている場合、スペースを圧迫することがあります。


実際には退去者の所有している自転車か住民の自転車かを判断できないことが多く、撤去ができない状況になるようです。


マンション居住者以外の方が違法駐輪している

住民以外の自転車が駐輪場に停められることで、住民が停めるスペースがなくなったり、駐輪場の秩序が乱れることがあります。


駐輪場を監視するなどして誰が駐輪しているかを特定できない限りは撤去しにくいようです。


マンションの駐輪場が足りない場合の3つの解決策

マンション駐輪場が足りない場合の対策についてのイメージ画像 鋼鈑商事の駐輪場

1. 駐輪スペースの有効活用

デッドスペースの活用

マンション敷地内で、現在利用されていないスペースを駐輪場として活用できないか検討します。ただし、消防法や建築基準法で面積などの条件で規定がある場合があり、安全性を十分に確保する必要があります。


駐輪ラックの導入

現状で平置きスペースが多い駐輪場であれば、上下2段式ラックやスライドラックなどの収納効率の高い駐輪ラックを導入することで、収容台数を増やすことができます。電動アシスト自転車のような重量がある自転車が適応できないラックもあるのて注意が必要です。


様々なタイプの駐輪ラックがあるので、現地調査を依頼したうえで、最適なものを選定しましょう。


区画の見直し

現在の敷地内の区画が適切か見直すことで駐輪台数を確保することができる場合があります。より効率的な配置に変更できないか検討してみましょう。


2. ルール・運用の見直し

有料化の検討

現在無料であれば、有料化を検討することで、不要な自転車の登録を抑制したり、適正な利用を促したりする効果が期待できます。


複数台数の制限

1住戸あたりの駐輪台数に制限を設けることを検討します。ただし、各家庭の状況を考慮し、慎重に検討する必要があります。


定期的な登録更新・撤去

定期的に駐輪登録の更新を行い、利用実態のない自転車や放置自転車を撤去するルールを厳格に運用します。


3. 外部スペースの活用

近隣の月極駐輪場の活用

マンション敷地内での増設が難しい場合、近隣の月極駐輪場と提携し、住民向けに案内するなどの方法も考えられます。


シェアサイクルの導入

例えば、シェアサイクルなどの外部サービスの導入を促すことも方法の一つです。マンション住民の一時的な自転車利用のニーズに対応し、駐輪場の負荷を軽減できる可能性があります。費用をどうするかなどの課題はありますので十分な検討が必要となります。


鋼鈑商事の解決事例

鋼鈑商事が過去にマンション管理組合様から依頼された駐輪場改修工事の案件でも、駐輪台数に関する課題が多くありました。そのいくつかをご紹介します。


マンション駐輪場が足りない課題の解決事例1

子乗せ三人乗り自転車専用の区画を作り、駐輪台数を増やした事例となります。駐輪場区画全てに垂直昇降式ラックとスライド式ラックを導入したと仮定をし、駐輪台数の最大数をシミュレーションしました。


最終的には子乗せ三人乗り自転車の区画を確保しつつ必要台数を確保する事もでき、無事納入の運びとなりました。

マンション駐輪場の設置台数を増やした事例 二段式ラック設置区画 鋼鈑商事の駐輪場

マンション駐輪場が足りない課題の解決事例2

こちらの事例では、駐輪場の増設はせずに約1.5倍の駐輪台数とすること、尚且つバイクの区画も確保することという2つの課題がありました。


入念に現地調査を行い、消防法等に抵触しない事も含め検討を行い、上段二段式ラックと下段スライド式ラックの提案を行いました。


納入前に二段式ラックの実物を現場にお持ちして、住民の皆様へご使用の自転車で使用をして頂き、納入の運びとなりました。

マンション駐輪場の設置台数を増やした事例 使いやすい二段式ラック 鋼鈑商事の駐輪場

鋼鈑商事では、これら以外にも多くの事例がありますので、お気軽にお問い合わせください。


まとめ

マンション駐輪場の設置スペースについて、駐輪場が足りなくなる原因と解決するための対策を説明しました。駐輪場としての自転車を駐輪するための適切なスペースと設置しやすいラックを活用することで解決できる場合が多くあります。マンション管理している方は是非ご参考ください。


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